製造や流通の現場における不手際は、そのまま企業イメージの失墜に直結します。例えば食品業界。度重なる異物混入事件などから、業界全体で「フードディフェンス (意図的な異物混入など、食の安全を確保する取り組み) 」への需要が高まり、セキュリティカメラの導入・活用の仕方が重要なポイントに。
ここではパナソニックのセキュリティシステムならではの付加価値について、食品工場を例にご紹介します。
1年を超える長期録画の際にも活用できる、様々な新機能を追加 大容量にも対応する専用HDDレコーダー
ネットワークディスクレコーダー WJ-NX400K近年の食品工場でのキーワードの一つに「製造した食品の賞味期限」があります。厚生労働省が発表した「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針 (ガイドライン) 」には、事業者側での記録・保存の義務が明記され、例えば、賞味期限が「製造から90日」という食品を製造している工場であれば、カメラの録画画像は、最低でも90日間分は保存しなければなりません。 結果、食品工場では膨大な録画データが存在することになり、相当な容量のハードディスクや、大規模なシステム構築の必要性などが求められています。 そんな状況下で活躍するのが、バージョンアップしたパナソニックのネットワークディスクレコーダーWJ-NX400K。従来品に比べ大幅なデータサイズの圧縮を実現するなど、1年間を超える長期録画の際にも有効な、さまざまな新機能を追加しています。録画データの中から目的のデータを簡便に探し出す機能など、使いやすさも追求し、製品の生産工程を賞味期限までしっかりと録画するだけでなく、トレーサビリティも確保したい、そういったお客さまのニーズに十分お応えできるように進化しています。
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IR-LEDを搭載した全方位カメラ1台で、ゼロlx環境でも死角レス、360度鮮明な画像で監視が可能
監視カメラ WV-X4571L / WV-S4550L倉庫内の監視は少ないカメラ体制が一般的。しかしそれは、コストや、ネットワーク、サーバー負荷を軽減するためという、ネガティブな理由が主なもの。一方、それらを解決するために全方位カメラの使用も考えられますが、従来製品では広範囲を撮影できても、暗い環境や、カメラから離れた箇所を鮮明に撮影することができませんでした。 そこでおすすめしたいのが、赤外線照明 (IR-LED) を搭載した新製品の全方位カメラWV-X4571L / WV-S4550Lです。屋外対応モデルで、全方位にIR-LEDを照射。360度を均等に照射することができます。まったく光のない状況下でも9m先まで判別することができますので、照明がない倉庫や消灯後の冷蔵室なども、しっかりと監視できます。
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カメラが異常発生箇所を即座に捉え、状況を把握 既存設備を活かした自由度の高いシステムを構築可能
店舗情報解析ソフトウェア (発売予定)現場の設備機械に異常が発生した場合、いち早く状況を把握する必要があります。そんな時に接点連携制御装置「PY-BOOK」を活用したシステムがお役に立ちます。設備機械の異常信号を「PY-BOOK」に接点入力することで、セキュリティカメラの向きを、予め設定しておいた場所に即座に自動で変更することができます。 管理事務所など離れた場所でモニタリングをしている際に、異常箇所が自動で大画面で表示されますので、現場の状況をいち早く確認できます。 またその他にも、VPN網を活用した連携など、既存設備を活かした様々な自由度の高い連携が可能です。
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